開催概要

まちが「劇場」をつくる、
「劇場」がまちを象る。
文化会館を巡りながら
京都のまちを体感する4カ月!
5組のアーティストが
京都の中心部を囲む
5つの地域(山科区・伏見区・西京区・北区・右京区)を出発点に創作し、
新作の舞台作品を
連続して発表

古代西洋で誕生した劇場は、人々の生活や政治と密接に関わり、それらを映し出し考える広場としてありました。では現代において、劇場が地域社会とつながり、関わりながら機能するとはどのようなことでしょうか。ロームシアター京都がこの命題に取り組むために昨年度より始めたシリーズが「地域の課題を考えるプラットフォーム」です。

京都市内の5つの文化会館とロームシアター京都が昨年度より連携して開催する「CIRCULATION KYOTO」は、「地域の課題を考えるプラットフォーム」の一貫として、京都市の中心部を囲むように点在する5つの文化会館を線でつなぎ、芸術文化の視点から京都という都市を見つめ直すプロジェクトです。新進気鋭の5組のアーティストが各文化会館の位置する地域を出発点に新作を発表、独自の切り口と方法論で都市・京都の断片を象っていきます。また今回の試みの一つとして、全演目にドラマトゥルクと上演における地域社会との関わりを考察する地域ドラマトゥルクが参画し、アーティストの創作に併走しながら作品と社会の関わり方の可能性を拡げていきます。

観客は、4か月にわたって発表される5つの上演を巡ることで京都という都市の見え方、そして自身が生きる場所との関わりを見つめ直す機会となるでしょう。

ロームシアター京都×京都市文化会館5館連携事業
CIRCULATION KYOTO 劇場編

会期|2018年12月1日[土]〜 2019年3月24日[日]
会場|京都市東部文化会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館
チケット一般発売開始|2018年10月13日[土]
主催|公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団(ロームシアター京都、京都市東部文化会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館)、京都市
企画製作|ロームシアター京都
助成|一般財団法人地域創造
平成30年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業