2017.12.7
「西京」を巡って考えたこと
こんにちは、西京区チームです。
つい二時間ほど前に中間発表を行った気がしていたのですが、いつの間にか三ヶ月も経ってしまっていました。時間の流れって恐ろしいですね。
これももう何回同じこと言うねんワードな上この季節毎日のように耳にするフレーズだとは思いますが、実感と言葉の重みがえげつないので言わせてください。
余談ですが、毎年ハロウィーンからお正月までの時の流れって異常に早くないですか? 時空に歪みが生じているとしか思えません。
ということで(ということで?)、時空の歪みの中で三月のメディア発表にむけてぼちぼちと動き始めている私たちですが、その話をする前に、今回は私たちのこれまでの活動とこれからの展開について少しお話しさせてください。
私自身、西京区にはまったく縁がなく、正直なところこれまで西京区のにの字すら意識したことがありませんでした。
西京区チームに所属になったため西京区と私自身との関係を探ってみましたが、強いて言えば、家が多少近いくらいでしょうか。
そんな、西京区にな~んの関心もなかった私ですが、今では「次に引っ越すなら西京区!」なんて思い始めています。いいマンションがあったら教えてください。1Kで二階以上、オートロックはなくてもいいけど都市ガス希望です。
では、西京区に関わりのない方にとっての西京区ってどんなものでしょうか?
六月にはじめましてと顔合わせをしてからの二ヶ月弱の前期活動期間、私たちの活動は、そんな西京区固有のものを探すところから始まりました。
竹、古墳、大原野野菜……。
西京区固有のもので、洛中と洛外を結ぶ交通となり得るもの。
ぽつぽつとあれこれあがりますが、他のチームのように「これだ!」というものがなかなか出てきません。
図書館で古い資料を漁ったり、地域の人に聞き込みをしたり、街歩きをしてみたり。メンバー間で連絡を取り合い、何度も集まっては西京区についての取材を重ねました。ラクセーヌで子供に避けられるたけにょんに遭遇したことも良い思い出です。
大小様々なワードが浮上し、どれもおもしろく膨らむのですが、いまいちピタッときません。
そんなことを言っている間にも時は過ぎ、いよいよ我々は、ベタすぎてなんとなく避けてきたど真ん中ワード、けれど西京区にとっては避けては通れないアレに直面するときが訪れます。
それは、「洛西ニュータウン」です。
洛西ニュータウンは、建設された当時、鳴り物入りで登場した西京区期待の星でした。
バリアフリーを意識した構造や幹線道路の無電線化、公園を繋ぐネットワーク化された緑道。そのどれもが当時にしてはかなりハイスペックなものでした。
ところが蓋を開けてみると、通るはずだった鉄道は通らず交通の不便さが悪目立ち。
ほとんどの家屋に一斉に入居が行われたために、入居者の世代の偏りが大きく、現在では住民の多くが高齢者となっています。
そこで、私たちは「新しい交流を生み出すこと」を目標に、Wi-fiインフラを用いて洛西ニュータウンをもう一度ハイスペックシティとして蘇らせよう! という「たけにょんWi-fi」計画をメインに据えて8月の公開プレゼンで発表を行いました。
「たけにょんWi-fi」とポーターが洛西ニュータウン内の緑道を回遊(サーキュレーション!)することで人と人を繋ぎ、新しい交流が生まれる。そこで生まれた交流が、また新たな交流とそれに伴う未来を作ってゆく。
そんな「たけにょんWi-fi」構想が私たち西京区チームの第一弾の発表でした。
どこかで見たことがあるような、強烈な既視感を覚えるデザインです。
皆、仕事をしながらの公開プレゼン前一週間は、学生時代を思い出すハードさでした。
プレゼンは、意外とパワフルでタフネス、粘り強さと土壇場の勝負強さに定評のある西京区チームらしくえいやっと作り上げました。二徹も辞しません。つよい! えらい!
そして、過去の話はここまで。
私たちは、公開プレゼンの後、さらに西京区のリサーチを続け、構想案は常に進化し続けています!
今後の展開については近いうちにお知らせしたいと思っています。
西京区チーム、とってもおもしろいことになっています。
西京区チームの今後の活躍にご期待ください……!!
文・田中愛美 (西文化会館ウエスティ 〈西京〉チームメンバー)
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西京チームのプレゼン映像はこちらから
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