circulation-kyoto.com

ロームシアター京都

\\ 実現性と具体性 //

7/22(土)に、第3回目のワークショップを開催しました。
ワークショップの前半には、8/6の公開プレゼンテーションを想定して、全5チームが15分間の構想発表を行いました。

会議室ぎゅうぎゅう詰めで、プレゼンテーション、そしてディレクターのレクチャーを受ける1日になりました。

午後には、アートディレクター 加藤、エディター 上條から参加者に向けてレクチャーを行いました。
8/6の公開プレゼンテーション、そしてそのあとの実施に向けて、自分たちの練っている「ローカルメディア」の構想を、いかにして多く人に伝え、実現していていくかが大事なポイントになってきます。

アートディレクター 加藤は、地域アートプロジェクトや芸術祭のアートディレクション、グラフィックデザインを多く手がけています。
これまで自身が関わったプロジェクトのアートディレクションについて、ポスターや広報物などを実例に挙げながら、レクチャーが進みました。
例えば、ロゴの制作では、プロジェクトが行われる地域の山や川などの地形をモチーフにして、そのプロジェクトの性格や佇まいを形作っていくのだそう。

各チームは、これから実現に向けて6月から深めてきたリサーチやアイデアを絞り、構想案をより具体的なかたちへと詰めていきます。
チーム自らのアイデアを、多くの人に向けてアウトプットをするとき、思い描く構想案にどんな性格や佇まいを持たせ、「どのように魅せていくのか」を考えなければならないということがよくわかります。

続いて、エディター上條からは、
雑誌や書籍が、読者の手元に届くまでのプロセスを例に、「出来事の動かし方」についてレクチャーがありました。
編集者として、自らが文章を執筆する際に日々気をつけているポイントや広報のしかたなど、具体的かつ即使える内容でした。

「企画を1人で考えるところから……本を発売してPRをするところまで考えて1冊の本をつくる。それが編集者!!」

1つのテーマを突き詰めて、新しい見方や価値を提案し、1冊の本を形作っていくプロセス。
そしてそのプロセスに並走する編集者の姿。
今回のCIRCULATION KYOTOで、地域と向き合いながら、新たな「価値」を見つけて、なにか形を作ろうとしている参加者にとって、編集と編集者について具体的に知ることは、非常に刺激的だったようです。

そして、プロジェクトディレクターの影山からは、構想案の実現に向けて、より具体的な「マネタイズ」についてレクチャーがありました。
各地で展開されているローカルメディアを例に、運営資金の調達方法などが紹介されました。
より具体的な金額が提示できると、構想案の実現性、具体性、現実味がグッとあがりますね。
上の写真の様子は、伏見チームがディレクター 影山と構想案について相談をしているところ。
こうした、ディレクターとの協働によって構想案をブラッシュアップしていきます。

こちらは北チーム。
北区に古くからある「振り売り」という行商文化をローカルテーマにしています。
メンバーが思い描くよりよい地域の姿と、持っている構想案を、より具体的なものに形作っていくために話し合いを重ねています。

こちらは右京チーム。
右京区の小倉山が発祥の地とされる「小倉百人一首」をローカルテーマに設定しているようです。
では、「小倉百人一首」を基に、どんな構想案にするのか、アイデアを深めていきます。
アートディレクター 加藤は、午前中に行なった右京チームのプレゼンテーション内容を見て、「ぞくぞくした!」とコメント。
午後からのチームディスカッションでは、参加者と共に構想案のブラッシュアップ中です。

各チーム、1ヶ月間の徹底したリサーチによって、担当する地域が持つ性質を掴んできた様子。

「なぜ、自分たちはこの地域で、このメディアを作るのか。」

その必然性を、より説得力をもった形でプレゼンテーションできるよう、言葉に落とし込んでいく作業も進んでいます。
そして、この日のレクチャーとディスカッションを経て、次は、構想の具体性と実現性を高めていきます。

さて、次回は8/5(土)は、「地域の課題と魅力を可視化する企画力」と題して、ディレクターと特別講師からのレクチャーを開催します。
そしていよいよ翌日、8/6(日)に控えた公開プレゼンテーション&ディスカッションに向けて、構想案を広く一般の方々にもお伝えできるように、資料作りおよびリハーサルを行います。

8/6(日)の公開プレゼンテーション&ディスカッションは一般公開イベントです。
みなさまお誘い合わせの上、ぜひプロジェクトメンバーの構想案発表を見にきてください!!
詳細はこちらから

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ローカルメディアづくりワークショップ 3
レクチャー&ディスカッション
「地域に入り込む取材・交渉・デザイン」
会場│ロームシアター京都
日時│2017年7月22日(土)10:00~12:30/14:00~18:00
講師│影山裕樹、加藤賢策、上條桂子、榊原充大

・全5チームのプレゼン、ディレクターから講評とディスカッション
・ローカルメディアレクチャー 4|加藤賢策(アートディレクター)
・ローカルメディアレクチャー 5|上條桂子(エディター)
・グループディスカッション

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文・写真 野澤美希(事務局/プロジェクトアシスタント)

\\ 今日のテーマは「エッジ」と「フィルター」…!? //

6/25にワークショップ 番外編を行いました!
ゲストは、奈良文化財研究所 文化遺産部 景観研究室 研究員の惠谷浩子(えだにひろこ)さん。リサーチディレクターの榊原と共に、地域をリサーチする視点として、”エッジ”と”フィルター”という2つのキーワードを中心にお話いただきました。

右に座っているのが、惠谷浩子さん。リサーチディレクター 榊原との対談を交えながらレクチャーが進みました。
惠谷さんからは「1つの地域に特化することも大事だけれど、一歩引いて広い視野で見ることも大事」ということで、福岡県八女市や徳島県神山町など日本全国の地域を例に挙げながら、幅広く地域の見方をレクチャーしていただきました。
特に「暮らしのかたちは(地域間の)関わり合いから生まれる」というお話が印象的でした。例えば、祇園祭で多くの人に親しまれている「ちまき」に使われている笹は、左京区の花背で生産されているのだとか。そして、北区の深泥池近くの地域で女性たちがちまきに加工して、祇園祭が行われる洛中に運び込まれてくるのだそうです。
初回のワークショップでも登場した「エッジとフィルター」の図がこちら。今、各チームがリサーチしている地域(じかた)こそが、京都の都市部(まちかた)の営みを成り立たせるためのフィルターになっている!という考え方です。祇園祭の「ちまき」が、いくつかの地域を巡り、加工された後に洛中に入っているように、個々の地域(じかた)が京都の市街地(まちかた)に対して作用している「モノ・コト・ヒトの取捨選択」に注目する、ヒントになります。このヒントを基に、各グループが次なるリサーチに動き出しました!
レクチャー終了後は、各エリアごとに集まって早速ミーティング! そして、エリアごとに惠谷さんへ個別質問していました。
こちらはレクチャー後の西京チーム。なにやらPC画面を見ながら討論中。レクチャーの内容に触発されて、様々な角度から考察を重ねています。
プロジェクトがスタートして1週間あまり。各チーム、ひとりひとりのメンバーが、担当する地域と真剣に向き合っている姿がとても心強いです。

さて、次回は7/8(土)、ローカルメディアづくりワークショップの2回目です。
初回のワークショップに引き続き、参加者全員で、京都市右京ふれあい文化会館(右京区)、京都市西文化会館ウエスティ(西京区)を巡りながらワークショップ、ブレインストーミングを行います。
そして、各チームが、初回にディレクター陣から出されていた宿題を発表します!!
この2週間で、一体どんなリサーチをして、どんなアイデアを膨らませているのでしょうか….今から楽しみです。

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文・写真 野澤美希 (事務局/プロジェクトアシスタント)

「まちの見方を180度変える ローカルメディアづくり~CIRCULATION KYOTO(サーキュレーション キョウト)~」 の開催にあたって、参加者を募集します!

応募方法は以下のとおりです。
・特設ウェブサイトの応募フォーム(http://circulation-kyoto.com/)より応募
・同ウェブサイトの応募用紙(PDF)をダウンロードし、郵送にて応募

郵送先:ロームシアター京都にて受付
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都「ローカルメディアづくりワークショップ」係 宛
・チラシに挟み込まれた応募用紙に記入後、各文化会館まで持参
(※但し、火曜日以外の9:00~19:00受付)

京都市東部文化会館 MAP
〒607-8169 京都市山科区椥辻西浦町1番地の8

京都市呉竹文化センター MAP
〒612-8085 京都市伏見区京町南七丁目35番地の1

京都市西文化会館ウエスティ MAP
〒615-8225 京都市西京区上桂森下町31番地の1

京都市北文化会館 MAP
〒603-8142 京都市北区小山北上総町49番地の2(キタオオジタウン内)

京都市右京ふれあい文化会館 MAP
〒616-8065 京都市右京区太秦安井西裏町11番地の6

締め切り
5月26日(金)必着(WEBフォーム申込みの場合23:59まで)

また、参加者募集開始に合わせて、ロームシアター京都にてキックオフトークイベントを開催します。入場無料、予約不要ですので、参加を検討されている方はぜひいらしてください。

「新たな京都を発見するローカルメディアのかたち」(一般公開)
日時│2017年4月29日(土)14:00~16:00
会場│ロームシアター京都 パークプラザ3F共通ロビー
入場無料、予約不要

「CIRCULATION KYOTO(サーキュレーション キョウト)」のキックオフイベントとして、参加クリエイターによる、無料公開トークイベントを実施。ローカルメディアの最新事例や登壇者の地域の見方、リサーチ方法などを紹介しながら、地域の新たな姿を見つけるローカルメディアの可能性についてお話します。また、プロジェクトの概要も合わせて紹介します。

第一部│プロジェクト・ディレクターの影山裕樹が各地のローカルメディアの最新事例を紹介しながら、地域における情報発信のあり方、「人と人をつなぐ」ローカルメディアのあり方をお話します。

第二部│参加クリエイターを交えたディスカッションを実施。各登壇者の地域の見方やリサーチの方法を紹介しながら、京都市の周縁から京都の街を見つめ直す本ワークショップの概要や狙い、可能性をお話します。

出演│影山裕樹(編集者/千十一編集室)、加藤賢策(アートディレクター/ラボラトリーズ)、上條桂子(編集者)、榊原充大(都市建築等リサーチ/RAD)